劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』感想【ネタバレあり】

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2022年4月15日公開を鑑賞してきました。

昨年までは希望休制の職場だったので公開初日を希望休にできていたけれど、今年は固定休で金曜は出勤日。

忙しい時期なので有給取らせてもらえるか心配でしたが、2月に休日出勤しまくって恩を売りまくった甲斐あり、無事に有給取得し初日にのんびり鑑賞することができたのでした。

平日の昼間とあって全席満員ではなかったけれど、初日なのでそれなりににぎわっていました。

ちなみにIMAXレーザーで鑑賞。

ここのところ、IMAX上映があるときは毎回選んでいます。

一度体験してしまうと、もう通常の上映では物足りなくなってしまいました。

あらすじ

渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危機が !? 事態は収束し高木は無事だったが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。

時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか?公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。

首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバーたちと正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。やがて、捜査を進めるコナンたちを狙う不穏な影がー。

出典:劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

以下、映画を観ての感想です。

ネタバレ注意 !!

感想その1:「なんだかいつもと違う」古のコナン映画感

高木刑事と佐藤刑事、結婚しないのか〜。

これが、鑑賞始まって一番最初の感想でした。

いや、割とメイン寄りのサブキャラの結婚っていう重要なイベントを原作飛び越えて映画でやるか ?? とは思っていたんですが……。

あらすじを読んでちょっと期待していたのは否めません。

白鳥さんだって映画から原作への逆輸入だったし……。

コナンも普通にお祝いに来ている様子だったので、私もまんまと騙されました(笑)

それにしても、撃たれたふりだとわかっているはずなのに死神がちらついてしまうとは、佐藤刑事のトラウマは根深い……。

そして、鑑賞後、真っ先に出てきた感想は、

「なんかいつもとは雰囲気違ったな〜」

というもの。

その理由を考えてみました。

主人公・江戸川コナン

今作は、コナンがとても主人公をしていました。

何を言っているんだという感じだけれども……

劇場版コナンは、その回の主人公とも言えるメインキャラクターがいて、その人物とコナンが一緒に活躍する作りが多いです。

(キッド回、安室回、なんて呼ばれたり。ちなみに今作のメインは高木&佐藤刑事。)

けっこう良い見せ場が用意されていて、下手したらコナンより活躍していたりするのですが、

今作では、小五郎や安室、高木刑事と佐藤刑事、過去の警察学校組、少年探偵団と、場面場面で活躍シーンはあるものの、ラストまで一貫してコナンが主に動き回っていて、圧倒的に主人公でした。

ラストの、渋谷の中心で巨大ボール膨らませるシーンとか、まさにそれ。

小五郎の入院とそれに付き添う蘭、と形で、序盤以降、蘭の出番がほとんどなかったのもけっこうめずらしいかもしれません。

たいてい、最後の爆発に巻き込まれる場所に偶然いたりするのに(笑)

ミニマルな舞台

今作の舞台は、現実で馴染みのある渋谷でまとまっています。

海外へ行ったり、映画オリジナルの舞台が登場したりするわけでもなく、過去に起きた出来事の話も含めて全て渋谷で完結しているのも、雰囲気が違うと感じた理由の1つかもしれません。

過去作では、京都が舞台の『迷宮の十字路(クロスロード)』や、浅草が舞台の『異次元の狙撃手(スナイパー)』なんかも、けっこう印象に残っています。

最初から最後までずっと渋谷というのは、例年の中でもかなりめずらしいのではないでしょうか。

爆発もミニマル……

舞台が渋谷、高木刑事と佐藤刑事の結婚式が渋谷ヒカリエと聞き、今回は最初にヒカリエが爆発して、最後は渋谷一帯が爆発するのか〜と、コナン恒例の爆破芸を期待していました……。

かつて萩原・松田を追い詰めた爆弾犯が関わっている ?? となると、期待もひとしお。

だったのですが、実際は、今作では例年のようなド派手な爆発は起こリませんでした……。

そういえば、脱獄した爆弾犯、もっと深くストーリーに関わってくるかと思いきや、あっさり退場してしまいましたね。

クライマックスシーンで流れる『キミがいれば』

初期の劇場版コナンといえば、終盤などのクライマックスシーンで『キミがいれば』が流れてかなり盛り上がったんですが、最近はなぜかあまり劇中で流れなくなっていました。

今作で久しぶりに流れて、思わず立ち上がりそうになるくらい気分が上がりました。

懐かしのコナンという感じ。

感想その2:安室透、シュールすぎるぞ……

首に爆弾巻かれて地下に隔離されてるのに、座り心地良さそうな椅子で足組んでコナンを出迎えてくれる安室透。

ワイングラスとか用意されちゃってるし……シュールすぎるでしょ(笑)

安室透といえば、今作も世間の安室人気にかこつけた感が否めず、やや残念。

刑事たちに面が割れたら潜入捜査に支障が出る……って話をしていたのに、ラストのシーン、ヘリコプターでご登場まではいいけれど、普通に降りてきちゃって大丈夫なの ??

犯人に隠れていて佐藤刑事たちからは見えなかった、というお決まりパターンで面割れはせずに済んだけど、バッチリ見られちゃってたらどうしてたんだろう……と気になって仕方なかった……。

今作メインと言われている高木&佐藤刑事より目立っているし。

でも、その後のヘリに飛び乗るシーンがとてもかっこよかったので、まぁいっか !! という気持ちになったのでした。

感想その3:警察学校組かっこよかった

特別にあの5人のファンというわけではないけれど、それでも今作の過去話で出てきた警察学校組はとてもかっこよかったな〜と思います。

『警察学校編』は、アニメ化もされてはいるけれど、『コナン』の中ではスピンオフという位置付けなので、そこまで開示されている情報が多くないです。

なので、こんなやりとりをしていたんだな〜というのが分かるのは嬉しいものがあります。

オリジナル設定 ?? 萩原と新一の過去

たぶん原作にはなく今作で作られた設定だと思うけど、萩原と新一は昔会ったことがあったらしい !!

警察学校組の写真をコナンが見たとき、萩原のことを「この人どこかで……」と何やら見たことあるような反応をしていましたが、

映画公開直前に発売されたコミックス101巻で出てくる“あの人”のことかと思っていました。

萩原と出会ったあの短い時間の出来事が、今回のラストシーンのヒントになっていたというのは、とても胸アツな展開。

過去回想の3年前の爆弾事件で松田にヒントを与えたのも、過去の萩原でしたね……。

原作にない設定は好まれないこともあるけれど、今作の警察学校組に関するエピソードは全てラストシーンの降谷零の表情に収束しており、感動を与える最高のスパイスになっていると感じました。

感想その3:ちょくちょく差し込まれるギャグシーンが印象的

少年探偵団に

「ハロウィンの衣裳、哀ちゃんの分もあるよ !!」

と言われて慌てている哀ちゃん、とても可愛かった……。

子供たち相手にあんなに取り乱してる哀ちゃん、ウルトラレアではありませんか ??

プレゼントを代わりに受け取りに行くよ !! と少年探偵団が言っているときに、コソ〜っと抜け出そうとしてるコナンと哀ちゃんも可愛かったです。

でも、2人が行かなかったら、歩美ちゃん・光彦・元太は高確率で爆発に巻き込まれていたと思うので、結果的に、行ってよかったね。

あとは、小五郎の入院シーン、

看護師さんの「麻酔に耐性でもあるのかしら ?? 」で思わずフフッと声出ちゃうくらい笑いました(笑)

絶対コナンの麻酔銃のせいでしょ(笑)

感想その4:ラブコメ要素盛りだくさん

今作はタイトルがタイトルだけに、ラブコメ要素も盛りだくさんでした。(主に警視庁組)

今作のメインキャラクターと言われているだけあって、高木刑事と佐藤刑事の心情がストーリーの主軸にありました。

欲を言えば、もう少し推理や事件解決に関して活躍して欲しかったな〜という気持ちも。

例年のように、2人がコナンと一緒に事件解決に向けて活躍するものと思っていたので、若干の拍子抜け感はありました。

かつての恋敵だった白鳥刑事が、迷える高木刑事の背中を押したシーンはとても良かったです。

高木刑事が佐藤刑事とくっつくのを最前線に立って妨害していた姿をずって見てきていたので……

これも小林先生の存在あっての変化でしょうか。

思わぬところで『コナン』の歴史を感じて、なんだかジーンときました。

千葉刑事と苗子ちゃんのやりとりも、ほぼ寸劇だったけど一応ありました。

警視庁組のラブコメシーンがたくさん取り入れられている一方、新一と蘭に関してはラブ要素ほぼなし。

これは若干物足りない気もしなくはないけれど、たまにはこういうのも良い……のかな…… ??

感想その5:ちょっと残念だったところ

警察やプラーミャとも対立していた『プラーミャ被害者の会』的な組織(名前忘れた)。

敵対していた組織が改心して最後に力を合わせて脅威に立ち向かうというベタな展開は好きだけれど、

作中でのコナンたちとのやり取りが少なく、プラーミャとの因縁についてさらりと触れられただけだったので、ラストの協力シーンが個人的にはそこまで印象的なシーンにはなりませんでした。

もっと早い段階からプラーミャとの三すくみとしてコナンや警察たちと関わっていれば、もう少し印象が違ったかも。

とはいえ、終盤の、コナンがボスの女性の手を握るシーンはかなり印象的でした。

あれは、工藤新一ではできない、江戸川コナンだからこそできる寄り添い方だと思うから。

あとは、ゲスト声優さんが今年はちょっとイマイチだったかも……。

いつも前情報遮断して誰が誰を演じるのか知らないで観に行くけれど、今作は聴いた瞬間「あ、この人だな……」と。

幸い、外国人設定が功を奏して日本語演技があまり上手じゃなくてもそこまで大きな違和感はなかったように思います。

外国語が上手かどうかは、正しい発音がわからないのでそこも特に違和感は感じず。

おわりに

今作は個人的にはけっこう好きな話でした。

円盤発売されたら買いたいかも。(と言いつついつも買わない……)

スピンオフの警察学校編や、原作コミックス101巻を読んでから鑑賞すると、さらに感じ入るものがあると思います。

そして来年は、待ちに待った哀ちゃん回 !!

今から正座して待機する所存。

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