『朱月事変』1巻 感想【ネタバレあり】

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出典:『朱月事変』(著・壱原ちぐさ)1巻表紙
出典:『朱月事変』(著・壱原ちぐさ)1巻表紙

『朱月事変』。
新連載第1話が掲載されていたサンデーをたまたま購入して読んでいて、面白そうだったのでコミックス1巻購入してみました。

1巻あらすじ

夜明けは待たない。俺が光になる。妹をめぐる “家” 革命ファンタジー開幕!!!
人々を神獣から救う「霊術師」の名家、朱鶴家。将来を期待される主人公・望月だったが、その一方、霊術師の能力がない妹・初月は家のしきたりによって幽閉されていた───
出典:『朱月事変』 壱原ちぐさ | 少年サンデー

ダークファンタジーっぽさ漂うあらすじ。
中華っぽい雰囲気とか、神獣や霊術師が出てくる世界観、とても好みです。

感想 ※ネタバレ注意※

妹と一緒にしがらみのある家から脱走して世界を旅する話なのかと思いきや、第1話でいきなり脱走失敗してしまいました。
当主の座を奪い、妹が笑って暮らせる場所を作る方向にシフトチェンジ。

今のところ朱鶴家内の話が中心で、何となくこぢんまりしている印象です。
新しいキャラも登場しているけれど、みんな朱雀の分家の人。
あらすじの神獣とか霊術師という単語から、もっと壮大な世界を想像していたので、いささか拍子抜けした感じが否めません。

望月と初月の父親は、今のところクソ親父要素しか見当たりません。
霊術の才能がない人間が朱鶴家にいると民が不安になるから……という理由で初月を迫害しているようだけど、才能ないとわかった時点で殺さず今も幽閉しているのはどういうことなのでしょう。多少なりとも子への愛情があるのか、否か。

望月の味方が今のところ妹の初月しかいないのも、何とも心許ないところです。その初月とも、1巻後半からは試験のために離れ離れ……。
望月は霊術で、初月は武術で、共に補い合って戦っていく感じを第1話から予想していたので、早々に妹と離れ離れになってしまって拍子抜け。
というか、望月が試験であれやこれやしている間に、初月が家に1人残ってつらい目にあわされていないか、とてもとても心配なのですが……。

何はともあれ、続きが気になります。
兄妹の味方になってくれる人がこれからどんどん出てきますように。

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