富・権力・名声のストーリーを終え、終章をクリアしたあとに始まる「全てを極めし者」。
指輪の光に導かれやって来たエドラス王国のクラグスピアからストーリーが始まります。
前章に続き暗く重い話が続くのであまりどんどん進めようという気になれず……
少しずつ少しずつ進めていきました。
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TRAVELER 大陸の覇者(オクトパストラベラー) | SQUARE ENIX
富・権力・名声の終章までの感想↓
【オクトラ大陸の覇者】終章までの感想 | 重い暗いでも楽しい【ネタバレあり】
ストーリー各章の感想 ※ネタバレ注意
各章の簡単なあらすじと、クリア時の感想です。
第1章 パーディス三世
今回指輪を持っているのは、富・権力・名声、全てを手にした王様、パーディス三世。
悪政を敷く典型的な暴君という様子で、民からも王女エリカの婚約者・マフレズ将軍が王様になってくれないかな〜なんて言われたりしています。
パーディス三世に接触するためにあれやこれやしているうちに、エドラス王国の兵として戦場へ出て武勲を立ててはどうかということに流れに……。
王女たちの従者・レブラントから、王女の結婚祝いの花を摘みに魔物が棲みついた場所へ行きたいからと護衛を頼まれましたが、
だだんだ団(うちの旅団の名前)、初めて行く土地の人にも存在を知られている……。
これまでのストーリーの流れでそんなに有名になることをした実感がないので、若干違和感を感じたりします。
それと、マフレズ将軍、直接一緒に戦ったわけでもないのに通りがかりの旅人をよく兵に加えようと思ったな……というのも強烈な違和感。
まして、突然現れて王に謁見したいと言ってる旅人だぞ ??
せめて謁見したい理由くらい聞かないものか…… ??
第2章 将軍マフレズ
エドラス軍の一員として戦争に参加。
無事に勝利をおさめるものの、民からの信頼が厚いマフレズが邪魔になったのか単なる嫉妬なのか、マフレズ将軍は油断した隙にパーディス三世に殺され、旅団が罪を着せられることに……。
敵に利用されて罪を着せられるのは、ベタだけどわかりやすい展開ではあります。
現時点で味方がいないので、心細い……
一応旅団だからパーティに編成しているメンバーで行動しているという設定のはずなんですけどね。
ストーリーのイベントパートでは先頭のキャラクターしかいないから、1人で行動しているような寂しさがあります。
倒すべき敵が典型的な嫌なやつなので、倒したあとはカタルシスを得られるんじゃないかと思うのですが、基本的に誰か殺されてしまってからの敵討ちだから、爽快感があまりないのが意見の分かれそうなところではあると思います。
少し後味悪い作品も好みだから個人的には楽しいけど、自信を持って人に勧められるかというと、悩ましいところ。
妹想いのエリカ王女とお姉さん想いのアラウネ、せめて2人は新しい世界で幸せに生きてほしい……。
第3章 旅人シャルル
エドラス王国と、対立するリーヴェン王国、間に入り調停役となったアルティニア王国のソロン王、三国間の政治と戦争の国取り合戦という構図になってきました。
エドラス王国の元剣士・エルと、旅人シャルルが、一時的な旅の仲間に。
このまま仲間になって欲しいな〜と思っていますが、このゲーム、私が仲間になってほしいストーリーキャラことごとく敵に回るので、期待はしてません……。
というか剣士エルの正体ってエリカ王女じゃない…… ??
シャルルとはクリアブルックで出逢いましたが、ここは前作でアーフェンが旅を始めた地。
アーフェンはまだ村に来ていないようだけど、前作との違いを探すのも楽しいです。
第4章 ソロン王
中立な立場で最もまともっぽいソロン王をパーディス三世が暗殺しようと企んでいるとの情報を掴み、それを防ぐために一行はサンシェイドに到着。
シャルルはリーヴェン王国の人間でした……これは旅団の仲間になるという私の願望は絶望的 ^^;
前作主人公の1人・プリムロゼは、すでにこの街で踊り子になっている模様。
ハンイットが導きで仲間にできるようになりましたが、プリムロゼや他の前作主人公もいずれ仲間にできるようになるのでしょうか…… ??
(※私がこの章終了した時点ではまだトレサは導きに登場していなかった)
プリムロゼなんてこのタイミングで旅には出られないだろうし、整合性とれるのかな ?? なんて余計な心配してしまいます。
第5章 剣士エル
ストーリーの感想の前に…、ついに推奨レベルが 50 に……。
目的地のシェパードロックへ向かう道中も一苦労。
討伐依頼をこなせるようになってからレベルが上がりやすくなったとは言え、『全てを極めし者』を始めた時点でたしか Lv. 40 もなかったし、レベリングがなかなか進まなくてプレイするの面倒になった時期でした……。
弊旅団、シェパードロックでも有名人。
剣士エル、その正体は王女エリカ様でした。
期待を裏切らない展開。
それにしても、王女様こんなに強かったのか……。
この世界は王族の女性も一通り武術を習ったりするのでしょうか ??
それとも、叛逆のために個人的に剣を学んだのでしょうか ??
そしてこれで「剣士エル」が仲間になる未来もほぼほぼなくなりましたね……。
どうせシャルルもリーヴェン王国の要人とかなんでしょ ??
第6章 王女エリカ
謀反の罪に問われ処刑されそうな王女エリカを救うべく妹のアラウネは諸王会議でパーディスの罪を問おうとするが、他国の王にも手が回っておりパーディスは無罪。王女エリカは……。
諸王会議ってけっこう簡単に開催されるものなんですね。
一国の次女からの依頼で即開催となったのは、会議を開催する立場の教皇がパーディス三世の行いを良く思っていないからという極めて私的な感情によるところが大きい気がします。それでいいのか…… ??
会議の内容は、正直子供の喧嘩並のくだらなさで、こんな会議の末に命を落としてしまったエリカ王女が不憫でなりません……。
ピンチで秘められた能力が覚醒されたり、ヒーローが駆けつけてくれたりする展開はなかった……。
今ストーリー一番の鬱展開。
こんな憂鬱な想いをしてまでエドラス王国を救わなきゃいけないの……??
そもそもなんでエドラス王国救う流れになったんだっけ ??
根本的に、なんで自分が指輪悪用している人と対峙しなきゃいけないわけ ??
あまりの憂鬱さに、このゲームのストーリーの根本的なところまで疑問に思うように……。
第7章 王女アラウネ
姉・エリカが処刑され、アラウネはエドラスを離れ、協力者シャルルと共にリーヴェン王国へ。
すでにエドラスに討たれたリーヴェン王に成り代わっていた道化師ゴンスカと対峙。
今章では推奨レベルが前章の 52 から 60 に。
全員レベル 60 になったところで挑戦しましたが、ボス戦は何とかギリギリ……辛勝という感じでした。
アラウネの協力者として、シャルル再登場 !!
もったいぶって正体を隠したままリーヴェン城に案内してくれましたが、その正体はリーヴェン王の息子・リシャールなのでした。
ゴンスカの笑い方が本気で不快。
声優さんの名演ですね。
ゴンスカを討ち、これからソロン王と協力して打倒パーディス三世 !!
ってところで、えぇ……アラウネも殺されちゃうの……
本当に救いのないストーリー……。
アラウネの幼い頃の回想で、母親から「守るべきものを守るために命はある」と言われていましたが、
一般の家庭の母親は、自分の子供に命をかけて守れなんて言わないよな……。
本人が王族という生まれについてどう思っていたかはわかりませんが、エリカもアラウネも、王族でなければこんな悲しい最期を迎えずに済んだんじゃないかと思うと、胃袋に重石詰め込まれたような感覚になりますね……。
第8章 碩学王パーディス
オクトラで「碩学王」といったら、switch版の学者ジョブの奥義「碩学王アレファンの知識」が真っ先に思い浮かびます。
パーディス三世も、ずる賢く策を巡らせている印象はあるものの、「碩学王」かと言われると違和感がありますね。
この章が本ストーリーの最終章。
前章で敵の矢に討たれたアラウネは、生きていました。良かった……。
再びソロン王と協力して打倒パーディス三世。
それはいいんだけど、前回王女が撃たれた場所と同じところで決起集会みたいなことしているのは、どうなんだろう ??
他に適当な場所がなかったのか、前回の反省を踏まえ周辺の警備を強化したから安全ということなのか……。
クラウザー将軍を倒したり、シャルル改めリシャール王子がリーヴェンの兵を率いて援軍に来てくれたり、これぞ最終決戦という展開。
最後に、ラスボス・パーディス三世。
3連戦なんて聞いてない(T _T)
2戦目まででかなり苦戦したので、2戦目勝ったときはすごく達成感があっただけに、そのあともう1戦あるとわかったときの絶望たるや……。
幸い、3戦目は王女アラウネが毎ターンサポートでバフや回復をしてくれたので、2戦目よりはラクに倒すことができました。
そして、時は流れ……
この流れ、アラウネとリシャール、結婚するのかと思って柄にもなくワクワクしてしまった(笑)
実際は、アラウネ王女がエドラス王国の女王となって、リーヴェン王国、ソロン王率いるアルティニアと再び不可侵条約を結びましたよーということを民に知らせるための演説でした。
エンディング
アラウネ女王の演説が終わり、ちゃんとエンディングムービーが用意されていたので、出演者や制作の方々に感謝の気持ちを込めながら拝見。
1つだけ言わせてもらうなら、
エンディング中に本ストーリーの場面がところどころ流れて振り返れるようになっていますが、主人公が自分がパーティに設定したキャラクターではなく毎回バラバラなキャラクターなので、まったく旅を振り返っている気持ちになれませんでした。
これなら、主人公がいないシーンだけ振り返った方が良かったかな……。
終章 指輪の試練
パーディスを倒して4つの指輪を手に入れたので、再びそれらを封印しましょう、というお話。
前回の封印のとき、ゴンスカが化けて敵として出てきた聖火守指長サザントスは、殺されてなりすましていたわけではなく、他の指輪を追って留守にしていただけだったようです。
指輪封印するから島に来いと呼び出されて行ったら、偽物がお前になりすましているかもしれないから戦って勝って証明しろ、ってさぁ……
それはこっちのセリフだよ !!
何はともあれ、指輪の巫女さんたちも無事で、4つの指輪も無事に封印完了。
めでたしめでたし。
まだまだ旅はつづく ^^;
『全てを極めし者』総評
ストーリーは全体的に暗く、重く、クリア後も独特の後味の悪さがあります。
そこが癖になる部分でもあるんだけど、とにかく章を進めている最中は気が重かった……。
また、各章感想でもちょいちょい突っ込んでいたとおり、細かいところにツッコミどころが多かった印象。
各章やボス戦の難易度は、弱すぎず強すぎず、ちょうど良いバランスだったんじゃないかと思います。
通常マップでレベリングは非現実的なので討伐で上げるしかないのだけれど、1日に受けられる討伐依頼の回数が限られているので、推奨レベルを意識するとなかなか進めないのがもどかしいところでした。
章の途中で勝てなくなったらレベリングするとかでもいいんだけど、ビビリだし、途中で中断すると性格的にそのまま放置しちゃうからな……
おわりに
ストーリーの進行速度からも見て取れるように、マイペースに遊びすぎてすでに最新コンテンツについていけなくなっています ^^;
自分のペースで遊べるのが良いところですが、期間限定の導きが登場したことで、今後イベントも期間限定のものが出てきたりするのかな……と少し不安に思うところも。
ガチャは別に期間限定でもいいので、他のコンテンツはこのままマイペースに遊べるものであって欲しいな〜と思います。
あとは、メインストーリーが全体的に重暗い雰囲気なので、ちょこちょこトラベラーストーリーにも手を出していこうかな。