『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』感想【ネタバレあり】

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2019年12月20日(金)公開、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』を鑑賞してきました。

午前中の上映回だったので、学校へ行く前(?)の制服の高校生の姿もちらほら。
男女比は半々くらい。
若い人の友達連れが多かったけれど、私のように1人で観に来ている人もけっこう目立ちました。

昨年夏に公開された前作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』以来、約1年ぶりの新作映画。
今回も原作者・堀越耕平先生のキャラクター原案、総監修ということで期待していましたが、前作が面白かったので、あれより面白くできるのかな・・・?という思いもあり。
(シリーズものの2作目は微妙だったりするし・・)

結論から言うと、めちゃくちゃ面白かった!!

興奮冷めやらぬうちに、今作を振り返り感想を綴ります。

感想には今作のネタバレを多分に含みますので、ご注意ください。

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あらすじや時系列など(ネタバレなし)

雪が降り続く冬のある夜。
ヒーロー社会を壊そうと目論む敵<ヴィラン>・死柄木弔たちが、密かに【何か】を運ぼうとしていた。彼らの動きを事前にキャッチしたプロヒーローたちが現場に駆け付け、激しい戦いを繰り広げる。その戦いの中、その【何か】は、仲間とともに去って行った。「実験は、成功した―。」という言葉を残して。
ちょうどその頃、出久たち雄英高校ヒーロー科1年A組の面々は、引退したNo.1ヒーロー・オールマイトの後を継ぐ“次世代のヒーロー育成プロジェクト”の一環として、クラス全員で期間限定の校外ヒーロー活動のために日本のはるか南に位置する離島・那歩島(なぶとう)を訪れていた。

ここしばらく大きな事件が全く起きていない平和な島で、駐在ヒーローとして島の人々の生活を助けながら、忙しく、それでいてのんびりとした時間を過ごす中、出久たちは真幌(まほろ)と活真(かつま)という二人の姉弟と出会う。ヒーローに憧れる活真と早速打ち解ける出久だったが、なぜか真幌は、かたくなに活真を出久たちから遠ざけるのだった。
そんな中、突如謎の敵<ヴィラン>たちが那歩島に襲来、次々と島の施設を破壊していく。それを指揮するのは、「ナイン」。出久、爆豪ら1年A組のメンバーは力を合わせて敵<ヴィラン>に立ち向かうが、ナインの圧倒的な“個性”と力は想像を遥かに超えるものだった。
なぜ、ナインたちは那歩島を襲撃したのか?そして、出久たち1年A組の“ニューヒーロー”たちは、果たして最凶の敵<ヴィラン>から活真と真幌、そして島の人々を守ることができるのか―!?
参照:『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』公式ホームページ

時系列

本編の出来事とは直接関わりのないパラレルワールド的時空のお話でしたが、ヒーローたちや敵<ヴィラン>たちの状況としては、映画公開時のコミックス最新巻である25巻で起こった出来事のあと、という設定になっているようでした。
アニメではまだ登場していないキャラクターも登場。

これじゃアニメ派の人は観ても「???」ってなる部分があるんじゃないの?と思ったけれど、今作でやりたいことを叶えるためにそうせざるを得なかったと入場者特典の中の堀越先生のインタビューに書かれていました。

入場者特典「僕のヒーローアカデミア Vol.Rising」

全国100万名限定でもらえる入場者プレゼント。

『僕のヒーローアカデミア Vol.R』
『僕のヒーローアカデミア Vol.R』

基本的に映画は公開初日に観に行きたい派だけど、その理由はこういった先着特典にある。

内容は、

  • キャラクターファイル
  • ムービーキャラクターファイル
  • 堀越先生キャラクター原案集
  • 堀越先生ロングインタビュー
  • 描き下ろし漫画「敵連合:UNDERCOVER」

と、80ページの中に盛りだくさん。

見た目だけじゃなく性格や仕草にも指定が書かれていたり、敵連合のキャラも「登場させるならこの服で」と今作用の衣裳が描き下ろされていたり、堀越先生の細かいこだわりを感じます。

感想【ネタバレ注意】

頭から最後まで、とにかく胸が熱くなる展開が盛り沢山でした。
「これがヒロアカ最終回です」と言われても、納得できる内容。
終盤ずっと泣きっぱなしでした・・・涙もろいので終演後1人だけ目が真っ赤!なんてこともよくあるけど、今回は他にも泣いている人けっこういました。

ストーリーも良かったけれど、アクションの作画が本当にすごい!!
バトルシーンだけでも、この作品観て良かった!!って絶対なる!!

以下、特に印象に残っているシーンについて。

1年A組のヒーロー活動

序盤からいきなり1年A組のメンバーがヒーロー活動をしている。
「雄英ヒーロー事務所です!」
なんて言ってたり。

“次世代ヒーロー育成プロジェクト”なる企画らしいけれど、企画の決まりで教師は一切手助けせず生徒だけで活動だとか・・・
平和な島とはいえ教師の引率なしなんて「そんなことありえるか?」と思わなくもないけど、そこは劇場版ということで。

「1-Aのメンバーが将来ヒーローになったら、チームで活動したりいろいろな現場で一緒になって協力してたりしたらいいな」というファンなら一度は考えたことがあるであろう妄想が、目の前で現実に!
めちゃくちゃテンション上がる!

ナインと仲間たち

オールフォーワンを彷彿とさせるビジュアル。
冒頭で敵連合が運んでいたことから、何かオールフォーワンに所縁のある人物であると窺えるけれど、ドクターの実験の被検体で、オールフォーワンの個性因子が適合して他人から個性を奪う個性をゲットしてるとか・・・それだけで強敵感・・・。

ナインはいかにもな敵っぽさがあまりなくて、もしヒーロー役で登場してたら人気出てただろうなと思った。
(「Vol.Rising」によると、あえてそのようにして作ったキャラらしい)

仲間たちは、スライスという女性がナインと同じくゲスト声優を起用したキャラクターらしいけれど、ストーリーではあまり印象に残っていない・・・。

キメラは、轟をはじめA組でも戦闘向きなメンバー複数人でも全然歯が立たなくて、こいつやばいぞ、と。どうやって倒すのかまったく想像できなかった。

マミーも爆豪たちが苦戦したり強かったけど、それよりも喋り方の印象が強かった・・・。

「強い者が上に立つ、力がすべての世界にしたい」と、言ってることはぶっ飛んでいるけれど、この人たちなり信念があるんだなと感じる、良い敵でした。

ナインのメインカラーというか、戦っているときのエフェクトなんかの色が紫なのも、
デクが青、爆轟がオレンジ(赤)なので、赤と青まぜたら紫になるよね!と観ながら思ってた。
特に意図はないだろうけど、何だかおしゃれ!

Plus Ultra!

『ヒーローズ:ライジング』というタイトルどおり、みんな成長している。

ただがむしゃらに敵と戦うのではなく、それぞれの個性を十分に活かせるよう敵を誘導する戦略を立てたり、
島の住民の救助とか、敵から狙われている姉弟の保護とか、仮免試験では一歩遅れを取っているように見えた部分もそれぞれ役割を分担してしっかりこなしていて、個人個人の成長だけでなくA組という組織としての成長が見られました。

今作メインのデクと爆豪以外も、全員が死ぬ気で戦っていた・・・。
実際、頼れる大人やヒーローがいない状況であんなに強い敵が現れたら、怖いだろうな・・・。

最終決戦では各々にプルスウルトラの精神が見えて胸が熱くなりました。
頭皮から流血してももぎり続ける峰田とか、漏れても戦う青山とか、吐いても浮かすお茶子ちゃんとか。

特に印象に残ったのは、轟がキメラにとどめを刺したシーン。
てっきり、エンデヴァーから教わった炎の技で敵を倒すのかと思ってたら!
限界まで熱を上げて炎を発するのと同じ要領で、限界まで熱を下げて下げて敵を凍らせて勝利。
本人も半分以上凍ってた。
父親から教わったことも含めて自分の個性に向き合っているのが見て取れて、初期ロキくんの頃からの成長を改めて感じました。

救けて勝つ!勝って救ける!

「敵をやっつけたい」と言う活真に
困っている人を助けたい。お互いがんばろう
と応えるデクと、それを聞いている爆豪に、今の2人の関係性が描かれていると思いました。

本編でのいろいろな出来事でちょっとずと2人の関係が変わっていくのを見てきた上での、2人の共闘!

オールマイトの言葉、

互いに認め合いまっとうに高め合うことができれば
救けて勝つ 勝って救ける
最高のヒーローになれるんだ
– コミックス15巻 No.120より

まさにこの言葉を体現したような戦いでした!

対峙するのがオールフォーワンのような見た目と個性を持つナインというのもまた、神野でのオールマイト vs オールフォーワンの戦いを彷彿とさせる・・・。

活真くん

「敵をやっつけたい」と、"勝って救ける"爆豪らしさがある一方で、
弟を心配してヒーローになることを反対しているお姉ちゃんがデクの母親を彷彿とさせたりとデクが共感する一面も持ち合わせる、ハイスペックショタ。
作中何度も私の涙腺を破壊しにかかってきた、恐るべき(推定)6歳児・・・。

細胞を活性化させる個性で、ヒーローに憧れつつも
「自分の個性はヒーロー向きじゃない」
というようなことを言っていたけれど、
一度敵に敗れたデクと爆豪の回復を手助けしたりと、ヒーローしていた。

お姉ちゃんを助けにナインに向かっていくシーンなんかは、まさにデクがオールマイトに見染められることになったあのシーンが思い出されました。
幼少時から逸話を残すとは、将来有望・・・。

こうたくんといい、エリちゃんといい、姉の真幌ちゃんといい、ヒロアカのちびっこたちはみんなかわいい^^

さよなら、ワンフォーオール

最大限にパワーアップしたナインに2人でも敵わない・・・となったときにデクが考えた「勝つ方法」、
それが、ワンフォーオールを爆豪に譲渡して、爆豪のワンフォーオールとデクの中の残り火のワンフォーオール、2人のワンフォーオールで戦うこと・・・。

 

「えっ…!!!???」

とギョッとした・・・。
ワンフォーオールあげちゃうの!?

たぶん作中の爆豪も同じ驚きがあったんじゃなかろうか・・・。

2人のワンフォーオールでナインを撃破、
本当に、胸がはちきれそうになるシーンだった。(BGMがこれまた涙を誘う・・・)

観賞後に「Vol.R」の作者インタビューを読んだところ、堀越先生が本編の最終決戦でやりたかったことというのは、このことだったらしい。

ワンフォーオールが結局爆豪に譲渡されなかった理由も、観賞時はどうにもふわっとしてるな・・・と思っていたけれど、
「先代たちの意志が介入し始めている」「そのことをオールマイトも知らない」というインタビューでの解説を読んで、なるほどなと思いました。

 

余談ですが、ワンフォーオールを譲渡したあとのスーパーサイヤ人のごとくパワー溢れる2人に、悟空とベジータのフュージョンを思い出した・・・。
(今回は実際に合体したわけじゃないけれど)
普段仲良くないライバル関係の2人が、強敵を倒すために力を合わせるというベタなシーン。
ベタだけどワクワクもひとしおで、ジャンプの王道をここに感じました。

君はヒーローになれる

島を出る別れのシーンで、デクが活真にかけた一言。

オールマイトからもらった言葉を、次代のヒーローへ。

ワンフォーオールを爆豪に託したシーンと合わせて、受け継いだものを次に繋いでいくという歴代ワンフォーオール継承者たちの意志を、デクもしっかり受け継いでいることがわかるシーン。

 

「次は、君たちだ」

ポスターのビジュアルにもあるこの言葉から今作のテーマが“継承”であると読み取れるけれど、

オールマイトからデクたちへ、

だけではなく、

デクたちから次の世代のヒーローへ、という意味も込められていたのかなと思いました。

終わりに

1-Aメンバーのヒーロー活動だったり、デクと爆豪の共闘だったり、どれを取っても「これが最終回です!」と言われても納得してしまう内容でした。

堀越先生の「最終決戦でやりたかったこと」とは違うけれど、個人的には、活真への言葉のシーンは本編のラストを飾ってもおかしくない名シーンだったと思います。

 

「Vol.R」のインタビューによると、コミックス内にナインの姿がちらっと出ているらしいので、探してみた。

コミックス23巻155ページ
コミックス23巻155ページ

大きいコマの左下のところに、ナインの後ろ姿が描かれてる!

本編も最終決戦に近づいてきている感じがあるし、今後どうなるのか期待が膨らみます。
このストーリーより面白い最終回っていったいどうなるの・・・?
私にはてんで予想もできないけれど、きっと最高のラストを用意してくださるはず!

 

最後に、本編の感想とはまったく関係ないけれど、ここのところ映画館に観に行くと前の座席の人が大柄で画面の下半分見えない・・・!ということが多い気がする。
(つまり引きが悪い・・・)
今日は最後列の席を選んでおいたので、着てきたコートを畳んでおしりの下に敷いてしまった。
今度映画を観に行くときは、最後列の席が取れたら、分厚い座布団でも持って行こうか・・・

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