『るろうに剣心 最終章 The Final』感想|\\面白かったでござる//【ネタバレあり】

  • 投稿カテゴリー:漫画

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2021年4月23日(金)公開、『るろうに剣心 最終章 The Final 』を鑑賞してきました。

めちゃくちゃ楽しかった…… !!

感想 ※ネタバレ注意

以下、感想。

内容に触れているので、まだ観ていない方はご注意ください。

アクション…… !!

アクションがとにかくすごい…… !!
MAXで観たので、刀のぶつかり合う音の迫力や、斬り合いの合間の息遣いまで聞こえて、臨場感たっぷりでした !!
フィクションとわかっていても、刀で斬って血飛沫が飛ぶ音は怖いなぁ……。
その点、逆刃刀はまだ心臓に優しいですね(笑)

予告で刀を持った人の大群が流れ込んでる映像を観たときは「こんなに敵いたっけ ?? 」なんて思ったりもしましたが、雑魚敵をバッサバッサ斬り倒すシーンはさながら"剣心無双"という感じで、爽快感がありました。

縁との一騎打ちを始め、強敵との戦いは息もつけないほど……。
署長の家が襲撃されたところはドキドキしながら観てました。

ストーリー…… !!

ストーリーは、うまいことまとめたなぁという感じ。
原作を知っていると「う〜ん…」てなるところはちょこちょこありました。
るろ剣の実写は第1作の頃から要所要所を押さえた上でガラッと流れ変えてきていたので、予測できていた分、許容範囲内。

『The Final』と『The Beginning』という名前はついているものの原作では人誅編の中に過去回想が挟まっているわけだし、人誅編を途中で切って後編で縁との決着をつけることになるのかな ?? でも、そうすると前編はどこで切るんだ…… ??
なんて悩んだりしていたけれど、今作では過去の出来事はダイジェストのように重要なところだけさらりと触れるだけでした。
『The Beginning』で追憶編を丸々やるということなのかな〜 ??
OVAの追憶編はたしかに名作だった記憶があるけど、劇場版シリーズの締めとしてはどうなんでしょう ??
ラストは今の舞台に戻って、剣心と薫のハッピーエンドで終わってほしいところです。

1つだけ、今作のストーリーでどうしても納得できないところ。
薫が死なない
あそこだけは変えちゃダメでしょ〜 !!

縁…… !!

縁がマジで縁 !!
本物の縁 !!
すごい…… !!

るろ剣展に展示してあった縁の衣装を見たとき、この服に白髪とか絶対コスプレ感出るじゃん……と内心不安に思っていました。
明治のあのるろ剣の世界観に違和感なく溶け込んでいた……すごい……。

俳優さん、実はお名前の読み方も知らないくらい馴染みのない方だったけれど、絶妙なキャスティングと見事なお芝居でした。
冒頭の汽車のシーンからもう強キャラ感が溢れていた……。

薫が死なず落人村の存在自体が出てこなかったので、ラスト、縁はどうなってしまうのかと気になっていましたが、
オリジナルの展開で巴の日記を手にし姉の気持ちを知るというラストに変わっていました。
原作の、アフターエピソードっぽい静かに救われるあの感じも好きだったけど、今作はより雪代縁というキャラクターのために作られたような結末で、映画の締めとしては良いラストだったんじゃないでしょうか。
このシーン、今作一番の号泣。

サプライズ…… !!

 瀬田宗次郎が出てきたよ !?

敵側っぽい感じで登場したので、ここで宗次郎と戦うの…??
と思ったまさにそのタイミングで敵に切り掛かり、まさかの剣心と共闘の流れ…… !!
これはすごい !!
原作の北海道編ですらまだ共闘してないってのに !!
原作改変展開ってモヤモヤすることが多いけど、これはめちゃくちゃテンション上がりました。
あのシーンをまた観たいがためにもう1回観に行こうか悩んでます(笑)

オールスター大活躍感はあるけど、見せ場が少ない登場人物との差が激しすぎましたね……。
左之助なんて縁にボコられた印象しか残っていない……。
尺や展開の都合で仕方ないんだろうけど、原作ファンであの辺りの戦いを楽しみにしていた人は、がっかりしてしまうかも。

楽しかった !!

一緒に観に行った人とも話していたんですが、るろ剣の実写は剣戟においてもリアリティが無視されていないところが魅力ですね。

剣心の姿にしても、二次元での赤毛をそのまま再現するのではなく、明治に存在しても違和感ない程度、今で言う“茶髪”に抑えられていますし。

アクションも、漫画やアニメで見ていたときは絶対再現できないと思っていたけれど、何となく実在する人間にもギリギリできそうに見えるからすごい。

二次元作品が原作の実写は映画もドラマもあまり受け付けないことが多いのですが、るろ剣が違和感なく観られるのはそういうところなのかな〜と思いました。

おわりに

原作はずっと昔に終わったのに、今でもこうして違う形で楽しめるのは嬉しい限りです。

今作、追憶はダイジェストだったけれど、実はそれだけでも号泣だったので、『Thi Beginning』を観たら干上がってしまうかもしれない……(笑)

公開されるのが楽しみです。

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