スポンサーリンク
KONAMIから2019年5月21日にリリースされた『ダンキラ!!! -Boys, be DANCING!』を全世界の人に広めたい。
そんな気持ちで、1ヶ月毎日欠かさずプレイした所感を綴ります。
辛口なところもあるけれど、応援したい気持ちの表れということでご容赦ください。
『ダンキラ!!!』について簡単に解説
ゲームのタイトルからしてダンス関連の内容なんだなということはわかるんじゃないかと思いますが、世界観が独特です。
3対3で、ダンスとキラートリック(アピール技)で勝敗を競う「ダンキラ」という競技が大フィーバーしている、という世界が舞台。
紅鶴学園中学高等学校でダンキラを学ぶ少年たちが、ダンキラ界のカリスマ・ダンキラマイスターを目指して切磋琢磨したりなんやかんやするお話です。
『ダンキラ!!!』のおすすめしたいポイント
ダンスが3Dでぬるぬる動いてかっこいい!
これが『ダンキラ!!!』一番の売りでしょう。
リアルなダンス動画を観ているのかと思うくらい、なめらかに踊ってます!
ダンキラに編成するメンバーは自由に選べます。
チーム3人衣裳を揃えて踊らせてもかっこいいし、チームの垣根を超えて自分の好きなキャラ3人集めても楽しい。
現状では別々のチームのキャラでも揃えられる衣裳が「練習着」と「制服」しかないので、今後揃いの衣裳のバリエーションが増えることに期待!
キラートリックも種類が豊富です。
全キャラが習得できるものと、各キャラ個別に習得できるものがあります。
けっこう笑ってしまうものも多い・・・(笑)
☆4・☆5カードは、育成するとキラートリックを覚えられるものが多いです。
キラートリック習得にまつわるストーリーも読めるので、イベント限定カードは1枚だけでも獲得しておくといいかも。
どの曲でもフォーメーションがいい具合に変わるので、センターにしたキャラ以外にもメインの見せ場があるのも良いです。
同じ編成でも立ち位置を変えるだけで別のダンキラになる楽しみがあります。
ダンスのジャンルが豊富!
現在ゲーム内に登場している5チームにはそれぞれ得意なダンスのジャンルがあります。
メリーパニック → HIPHOP
一番若者ウケしそう。『ダンキラ!!!』プレイヤーでダンスしてる人は、HIPHOPやってる人が多いんじゃないでしょうか?
エトワール → バレエ
踊る系のゲームでは採用されてるのめずらしい印象。
3人揃ってフェッテぐるぐるしてるところなんて、思わずゲームそっちのけで拍手してしまいそうになります!必見!
シアターベル → ジャズダンス
ジャズダンスと一口に言ってもいろいろなジャンルの曲で踊られているので一番イメージしづらいところだと思いますが、チームの名前のとおり、ミュージカルで踊られているようなシアターダンスっぽいジャズダンスですね。
余談ですが、私がかつてダンスをしていた頃、Bugs Under Grooveというジャズダンスメインにフリースタイルで踊っている男性ダンスグループが大好きで、レッスンに通ったりワークショップを受けに行ったりしていました。
その影響もあってか、ジャズ踊れる男の人って10割増しでカッコよく見える・・・(笑)
Bugs知ってる人いないかなぁ・・・。
三千世界 → 武術ダンス
武術とダンスを融合させたオリジナルのダンス。
空手の型のような動きが取り入れられていたり。
足技のあたりなんかはカポエイラっぽさもあります。
和!!
って感じ。このチームの子たちのキャラも相まってとてもかっこいいです。
TOXIC → ヴォーグダンス
私がダンキラに目をつけたキッカケがこちら。
なぜヴォーギングを選んだ・・・!?と思いました。最初。
メジャーなジャンルではないので、こういったゲームに採用されるとは夢にも思いませんでした・・・。
こちらも余談ですが、かつて人気だった『スーパーチャンプル』というダンス番組で、人気だったヴォーギングのチームがありました。(歳がバレる・・・)
(名前は覚えていなかったけど、調べたら「ASIENCE」というチームでした)
もう解散してしまっているようですが、とてもかっこいいので、ダンキラでヴォーギングに興味を持った人はぜひ動画を探してみてほしい!
ダンキラの良いところは、それぞれのチームが持ち歌ならぬ持ちダンスを踊るのではなく、全チーム、どのジャンルのダンスも踊れるというところです。
破壊神のような筋肉ムキムキ男が笑顔でバレエしたりするんだよ・・・(笑)
メインストーリーがフルボイス&3Dキャラが動く!
フルボイスは他のゲームでも見かけるけれど、セリフに合わせて3Dキャラが動くのはダンキラの強い点かと!
たまになぜ今その動き??って思う動きをするのも、慣れるとクセになる・・・。
メインストーリーは現在4章まで公開されています。
- 1章 → 設定や世界観の説明メインの、序章のような感じ
- 2章 → 学園生活の様子と、この世界の影の部分が垣間見える感じ
- 3章 → 三千世界がメイン
- 4章 → シアターベルがメイン
という流れ。
ストーリーの軸はメリーパニックで、エトワールが最大のライバルというような位置付けで、この2チームは割とよくストーリーに絡んできます。
現状TOXICにはまだ深く触れられていないので、続編を楽しみに待ちます。
キャラの関係性が細かく練られている!
メインストーリーでは各チーム内の絆が描かれていますが、「ソウルリンク」というキャラ同士の絆を深めると、そのキャラ2人にまつわるストーリーを読むことができます。
一見接点がなさそうなキャラ同士にも関係性に名前がつけられていて、ストーリーを読むたびにキャラに愛着が湧いていくのを感じます。
また、メディアミックスも積極的に行われていて、マンガParkで連載されているコミカライズでも、ゲーム内では見られない一面が見られます。
関係性オタクに非常にオススメ!!です!!
リズムゲーム苦手な人でも楽しめる!
ダンキラは、流れてくるノーツをタップしてスコアを稼ぐいわゆる“リズムゲーム”なわけですが、難易度は比較的低めに設定されていると思います。
ノーツが流れてくる背景でダンスしてるからノーツがとても見づらいので、難易度を上げづらいというのもあるのかもしれません・・・。
現時点では、メインストーリーの解放に必要なのはコーチランクだけで、
「○○曲のHARDをクリアする」
「○○曲で○○CLAP以上獲得する」
といったプレイヤースキルを必要とする条件はありません。
リズムゲームとても苦手・・・という人でもストーリーを楽しむ分には問題ないはずです。
自分のペースでプレイできる!
このゲームには現時点ではフレンド機能がないので、「毎日ログインしてフレンドさんにアイテム贈らなきゃ〜」みたいな謎の義務感に駆られることがありません。
また、6月上旬に行われた初イベントでは、ユーザー同士のランキングがありませんでした。
女性向けゲームによくある「ランキング○○位以上のみ手に入る報酬」がなくて、全ての報酬が累計ポイントで手に入りました。
血で血を洗う戦いを求めている闘争心むき出しの人には物足りないかもしれないけれど、自分のペースでストーリーやキャラを楽しみたい人にはかなり良いゲームなんじゃないかと思います。
惜しいな・・・と思うところ
まだリリース1ヶ月なので、今後への期待を込めて、ここはイマイチだな・・・と思うところも挙げておきます。
コーチランク上限が低すぎる
現時点でのコーチランクMAXは56です。
低すぎる・・・!
「ランクでストーリー解放」系のゲームだと、たいてい最終話解放以降もランクは上げられるものが多いので、そのつもりでアクアを使用してスタミナを回復してしまいました。1週間もしないうちに上限に達してしまって、その後本来獲得できるはずの経験値はドブに捨ててる状態です。
実はランクが上がらないだけで、裏では獲得した経験値が蓄積されてるのかな?上限解放とともにランク上がったりするのかな?
と思って運営に問い合わせてみたところ、上限到達以降の経験値は増加していない、とのことでした。
イベントのときもランクアップに伴うスタミナ回復が見込めないのもちょっと損した気持ちに・・・。
メインストーリー5章以降追加と同時にランク上限も解放されるのでしょうけど、ランク上限だけでも先に解放してほしいな、と。
リズムゲームが簡単すぎる
おすすめポイントと矛盾している気もするけれど、私個人は高難度のゲームに挑戦したり、難しいミッションに挑戦したりする方が好きなので、既存の難易度はそのままに、高難易度を追加してほしいな〜と思います。
コーチランク上限解放と併せて実装してくれたら、クリアするまでアクア使ってスタミナ回復するぜ!!っていうユーザーが一定数現れると思う。(私とか)
狙える層が狭いのでは・・・?
私見ですが、様々な面で幅を狭めてしまっているような気がして・・・。
年齢層が狭い
せっかく「世界中のみんながダンキラで競ってる」という世界観なのに、メインキャラクターが中学生〜高校生しかいないのが、少しもったいないなと思います。
ゲームジャンルが『少年ダンサー育成ゲーム』とされているので、元も子もない話なんですがね。
現状リズムゲーム自体よりキャラを押している印象なので、キャラ層が拡がればユーザー層も拡がると思うのです。
一応、大人ダンサーの存在もストーリー内で語られているので今後登場する可能性もありますが・・・。
お試しのサブキャラクターでもいいので、もう少し大人なダンサーたちも登場しないかな〜。紅鶴学園のOBみたいな感じで。
腐に寄りすぎている気が・・・
すべてのカードストーリーやソウルリンクストーリーを読んだわけではないので、メインストーリー+他ストーリーの一部を読んでの印象ですが、若干腐寄りに傾いていると感じました。
女主人公の存在が苦手な人は一定数いると思うので、コーチ(=ユーザー)に性別設定がなくてメインストーリーでもほぼ空気なのは、うまいなと感心したんですけどね。
男同士が、同性の友人に接する一般的な距離感を超えている描写を苦手に感じる人も少なくはないと思うので・・・。
ダンスや曲のクオリティが高いのに、特に男性には勧めづらい・・・。
せっかくコーチが性別不詳なんだから、いわゆる腐男子ではない男性もプレイしやすい内容にすれば良かったのにな、と。
騙されたと思って『ダンキラ!!!』やってみてほしい!騙してないから!
イマイチポイントで辛辣なことも言いましたが、『ダンキラ!!!』本当に一押しなので全人類にプレイしてみてほしい。
きっと気に入る曲や応援したくなるキャラがいるはず!!
スポンサーリンク