ペルソナっぽさあって面白いです。
2024年10月11日発売『メタファー:リファンタジオ』、体験版はプレイせず製品版を購入してプレイスタート。
体験版でプレイできる範囲を少し超えたくらいなので、ストーリー的にはまだまだ序盤中の序盤だと思います。が、すでに15時間以上プレイ中……(非効率なプレイしてるのもあると思いますが)。
以下、主にレガリス大聖堂を彷徨った感想です。
※ネタバレ注意 !!
レガリス大聖堂探索
一番最初の期限付きダンジョン。
思いのほかボリュームがありました。
通り方がわからなくて彷徨った
何かアイテムがあるのが見えているのに、瓦礫で塞がれていて入れない部屋。
確実に何か重要なものがありそうなのに鍵がかかっていて入れない部屋。
MAP上ではアイテムがあるのがわかるのに入り方がわからない道。
1周目は攻略情報見ないでプレイする !! と決めているので、進み方がわからなくて無駄に大聖堂内をうろうろうろ……。
「控えの間」の塞がれた部屋は、裏側の部屋に抜け穴がありました。何回も入った部屋のはずなのに、なんで気付かなかったんだろう……。
潜って通れる道もあるとわかると、あとは早い。
「供物の間」のどこから通るのかわからなかった謎空間も、隙間を潜り抜けて入れました。どこか上階から飛び降りるのかと思ってずっと上の方をぐるぐるしてました。
アーキタイプ『マジシャン』が役に立った
アーキタイプは『ペルソナ』シリーズでいうペルソナのような存在。
己の不安や恐れと向き合って内なる英雄の姿を呼び起こすと覚醒できるらしい。胸に手を突っ込んで、金属の心臓を引っこ抜いて、選挙演説よろしく決意を宣誓するのがかっこいいです。トレーラー映像で選挙演説シーンだと思ってたのがアーキタイプ覚醒シーンでした。
胸から引っこ抜いた心臓は『覚醒器』というらしいです。『拡声器』とかけてるよな、これ(笑)考えた人、天才。
主人公以外のキャラが覚醒したアーキタイプは、アカデメイア(『ペルソナ』シリーズで言うベルベットルーム)で履修すれば、どのキャラでも使用することができるシステム。ここが『ペルソナ』シリーズとの違いかも。『ペルソナ』では、ペルソナの力を自由に付け替えできるのは主人公だけが持つ能力で、他のキャラは固有のペルソナしか使えませんでした。
その代わりなのか、各アーキタイプには主人公使用時だけに発動するスキルが設定されています。『マジシャン』のアーキタイプは、主人公が使うと後述するファスト時に敵を気絶させたり倒すとパーティー全体のMPが少量回復します。
「礼拝の間」にいるワンコを薙ぎ払いつつ「控えの間」まで進んで、マグナの穴でまた「礼拝の間」に戻って……を何度か繰り返してMP回復したら攻略を進めて……という七面倒なことをしていました。
本当は、「恐化結晶」という魔物発生源のでかい結晶を壊さずそのままにしておけば、無限に魔物が湧いてきて面倒な移動なしにMP回復できたんだと思います。自動でターゲットロックオンしたまま武器ぶん回していたら、いつの間にか壊してしまっていた……。
あと、私はスケジュール管理をミスってまだ活用できていないけど、ベルギッタと絆を結んで覚醒する『ディーラー』もファスト時に獲得できるお金が増えるので、敵が格下になったダンジョンにこもって金策するのに便利そう。
「ニンゲン」がキモい
「ニンゲン」がキモいです。
『ペルソナ』シリーズもこれ笑いを狙ってるよな……と思うようなキモいデザインのボス多かったけれど、「ニンゲン」もキモいデザインです。
夢に出てきそうなキモさ……。こっち見んな(笑)
何で頭の皿の上に心臓載ってんの ??
心臓のまわりぐるぐる回ってんの誰 ?? 細胞の擬人化 ??
キモい〜。
殻割ったら中にカエルが住んでた……。しかも結構くつろいでそうな感じ。どういう経緯でそこ住むことになったの ?? 大家さんキモいよ ??
プロローグで行った廃鉱山で出てきた「ニンゲン」もメガネかけたおっさんで絶妙にキモかったけど、何でこんなキモいモンスター考えつくんだろうな……(褒めてる)。
システムがペルソナファンには馴染み深い
「『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』クリエイター最新作」と銘打っているだけあって、『ペルソナ3』以降のシリーズを踏襲したシステムになっているのがわかります。
お馴染みのカレンダーシステム。期限付きの「本作戦」があり、期限までの間はサブクエスト攻略や仲間との交流、『王の資質』という人間パラメータ上げなどやることを自由に決められる仕組み。
攻略情報を見ないでプレイすると、「先にあれやっておけば良かったな〜」という失敗続出するやつですが、今回も例に漏れずいろいろ後悔しています。
ファスト&スクワッドでも『マジシャン』推し
ダンジョンで敵を見つけたら気付かれる前に攻撃を仕掛けると、敵を気絶させることができて有利にコマンドバトルに移行できます(『スクワッド』)。
気絶させなくても敵にある程度近付いたらコマンドバトルに移行できるけど、気絶させた方が圧倒的に有利。無傷で倒すとノーダメージボーナスで経験値やお金が多くもらえるので、基本敵を見つけたらとりあえず気絶させた方が良い。
ただ、同レベル帯の敵でもたまに向こうから先手を取られることがあるので、そういう敵はスクワッドを仕掛けずに先にコマンドバトルに移行した方が良い場合もある……。ということに10時間超えてようやく気付いたので、一度先手取られた相手は離れた位置からコマンドバトル仕掛けてます。
敵が格下になると、気絶させてコマンドバトルではなくて、フィールド上のアクションだけで敵を倒すことができます(『ファスト』)。敵が視界に入るとボタン1つでロックオンできて、相手の懐に一気に飛び込んで攻撃できます。しかも、1体倒したら近くにいる敵に自動的にターゲットが移るので攻撃ボタン連打してるだけで付近の敵を一掃できるのが超気持ち良い。『ペルソナ5スクランブル』の無双感に近しいものがあるなぁと感じました。
ただこれも、1体攻撃中に他の敵から攻撃されることがあって、一度攻撃されるとひるんですぐ次の動作を行えず敵に囲まれてタコ殴りにされることも……(私がヘタクソなだけかもしれない)。そういう意味でも、相手のすぐ近くに飛び込んでほぼ1体ずつ葬る近接武器よりも、ある程度広い範囲を攻撃できる『マジシャン』は使い勝手が良かったです。
『旅人の声』を見るのも楽しい
同じ日に他のプレイヤーが何をしたか見られます。
特にやることが決まっていない日とか、他の人はこの日何やってたのかな〜と見て参考にしてます。たまに「???と過ごした」と表示されていると、この辺りにまだ絆を結べていないキャラがいるのかな ?? と焦る。
ダンジョンでは上の画像のように作戦クリア時の皆さんのパーティーやレベルが見られます。
このくらいまでレベル上げとこ〜と参考にしたり、このアーキタイプの組み合わせにしてるんだな〜と意外な発見があったり、なかなか面白いです。
世界観は真新しい
『ペルソナ』と言えば高校生ですが、今作はファンタジーなので、まったく新しい世界観。システムは『ペルソナ』なのに、『ペルソナ』じゃない。うまいことやったもんだなぁと感心しました。
プレイヤーの存在とは?
今作では、作中の主人公である『旅の少年』の他に、『プレイヤー名』を付けることができます。
プレイヤーは作中ではどういう存在という扱いなのでしょうね。
作中の世界では、主人公が持っている幻想小説の中の物語として、現代の日本と思わしき世界の存在が出てきます。最初、作中世界はプレイヤーが書いた物語の世界だったというメタオチになるんじゃないかと危惧したけれど、モアというキャラがこの本を書いたと言っているのでその線はなさそう ??
惺教(せいきょう)というこの世界の国教がこの幻想小説を禁書としていたり、過去に高度な文明があったようだという話が出てきたり、作中に出てくるファンタジーの日本っぽい世界は実際に存在したものなのではないか、という気もしています。
それにしても、「その世界では1つの種族しかなくて争いなく平和に暮らしている」とはとんでもない皮肉ですね。実際は同じ人間同士で争いが絶えないというのに。この作品を通して何を伝えたいのか、考えていきたいと思います。
『メタファー:リファンタジオ』
2024年10月11日発売
公式HP:メタファー:リファンタジオ(Metaphor: ReFantazio)| アトラス
公式X:『メタファー:リファンタジオ』公式
権利表記
©ATLUS. ©SEGA.
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